直線上に配置

その17 ドライトートガス国立公園編
Dry Tortugas National Park


その17 ドライ・ターガス国立公園編(Dry Tartugas National Park) 400マイルの旅


1日目(1/6) Key west 編 
マイアミ(Miami, FL)→キーウエスト(Key West, FL)

2日目(1/7) Dry Tartugas National Park編
キーウエスト(Key West, FL)→Dry Tatugas N.P.→マイアミ(Miami, FL)


1日目(1/6) Key west 編 
マイアミ(Miami, FL)→キーウエスト(Key West, FL)

 さて今回の目的地は、日本から最も遠いと言われている、フロリダ、キーウエストの70マイル沖合に浮かぶドライトートガス国立公園です。この島は、夏の間は野鳥の繁殖地として、またシュノーケリングなどが楽しめるところとして密かに有名です。
 せっかくなのでシュノーケリングぐらいはしたいものですが、アメリカで海に潜ることは考えていなかったので、海水パンツの一つも持ってきていません。PADIのCカードを取ったのは、学生時代のフィリピンの海。遠い昔のことです。とりあえず、安物のシュノーケリングキット、海中用の写ルンですを購入して、出発します。
 ドライトータガスへは、定期フェリーが二社と、それから小型飛行機が飛んでいます。比較サイトで調べてみて、飛行機というのも上から難破船が沈んでいるのが見えて楽しそうなのですが、値段が高いため、今回はFast Catというフェリーにしました。ツアー料は$110で、朝食と昼食が付くそうです。
 さて、マイアミは10:30に出発。その前に犬を預けなければなりません。マイアミは、なかなかペットホテルを見つけるのが難しくて、今回はDoral Animal Careという、獣医のボーディングに預けました。詳細は後ほどご紹介しますが、ジステンパーその他の予防接種が混合ワクチンが無くて、$20×4の請求するのはぼったくりではないかしら?
 ともかく、キーウエストへと向かうのですが、ターンパイクのマイアミ区間は料金も安くて、渋滞も少ないので必ず使った方がいいでしょう。
 若干懸念されたのは、シャークキーのあたりで大事故があって、通行止めが昼頃までは解除されないとのことだったのですが、とりあえず進むことにしました。
 確かに35マイルポストあたりでは大渋滞となりましたが、11マイルポスト付近ではすっかり片づけられていて、痕跡の一つも残っていませんでした。後で聞けばバスとバンの事故だったようです。時間はかかりましたが3時にはキーウエストへ到着しました。
 さて、今日の宿泊はいつになく予約を取っていたのですが、最初に予約を取ったBlue Parrot Inn予約日が一日違いで入っていて、今日は泊まれません。代わりの宿を手配してもらって、Alexander palm Courtへ、元々$138の部屋が、$178になったので、ダウンタウンから遠くなりましたが好としましょうか。それにつけてもキーウエストの宿泊代の高いこと。特に冬はシーズンなのでなおさらです。
 さて、無事に宿を取ったらダウンタウンまでぶらぶらと歩きます。サザンモストポイントは、最近は屋台が建ち並ぶようになったそうです。キーウエスト灯台は時間が無くなったためパス。Duval stをSoopy Joe's Barを横目に港へ向かいます。船着き場で、予約を取ったチケットを購入した後、日没を見にまた港へ。マロリースクエアーはすでに人だかりで、日没を見ることが出来ません。ヒルトンの向かいで、ボートを横目に日暮れを眺めます。
 その後は、きてーやねっとの管理人さんのお薦めのペペスカフェへ。一番古くから営業しているとのことですが、料理は高くて味は?です。おすすめのキーライムパイも?ですね。一番いいのはアペタイザーとビールを頼むことではないでしょうか。
 その後はぶらぶらとB&Bへ。明日の船に備えます。

 本日の走行距離 160マイル(256km)



2日目(1/7)Dry Tartugas National Park編
キーウエスト(Key West, FL)→Dry Tatugas N.P.→マイアミ(Miami, FL)

 朝7時半に乗船開始だということで、7時過ぎには船のり場のブースに到着します。このときはまだブースが開いていなかったため、車の中で待つことに、駐車場は船着き場から西へ20メートルくらい行ったところに、$10/日のものがあり、そこに停めました。
 ブースが開くと、最初に発見してもらって、次にラミネートされた青いボーディングパスをもらいます。出来れば、前に日にチケットを購入してしまえば、この課程が早くすみます。ちなみに管理人は一番乗りでした。
 乗り込む船は100人乗りの双胴船。船揺れが少ないというのが売りでしたがこれが大きな間違いの元です。最初に、フィンをもらって、船に乗り込みます。操縦席の両隣も座ることが出来るのですが、この日は荷物でいっぱいでした。後方にはサンデッキもあって20人程度座ることが出来ますが、ここはかなり波をかぶるので、ぬれてもいい人だけです。
 トイレは小さいものが2つ。船の真ん中には食事用のカウンターがあります。
 船は定刻通り8時に出発。キーウエストを後にします。ちょうど、もう一つのドライトートガス行きのヤンキフリーダム号も併走しています。こちらの方が大型の船で、2階建ての上にデッキも着いています。お値段は$130ドルとちょっと高めです。
 船が出発してすぐにドーナッツとべーゲルのいわゆるモーテルのコンティネンタルブレックファーストがでます。飲み物は航行中いつでも頼むことが出来ます。また、シュノーケリングギアもこのときに配られます。まあ、しかし揺れること揺れること。とても船揺れの少ない船とは思えません。
 結局2時間半かかって8時半到着しました。管理人のフェリーの方が早く到着するはずだったのですが、ヤンキーフリーダムも時間はほぼ同じでした。
 さて、2時間過ぎると、大海原にフォートが見えてきます。野鳥の群れる港に到着すると上陸です。すぐに、ツアーが始まるのですがこのときに、ピクニックテーブルを確保しておくことが重要です。管理人はツアーに入らずに、ビジターセンターでピンと地図を手に入れた後、フォートの上に上がります。
 フォートそのものはどこにでもあるものと同じですが、そこから見る景色はすばらしいものです。まさに珊瑚礁の中にフォートが浮かんでいて、空にはペリカンが舞っています。この風景は、一見の価値があります。
 さて、ここで問題だったのはフォートを歩いているとレンジャーの居住地に迷い込んでしまいました。そこを通りかかったレンジャーに身柄を拘束されてしまったのです。
「何で立ち入り禁止区域に入ったんだ。」
「どこにもそんな標識はなかったから、そんなに言うなら見てこい。」
といって、レンジャーは管理人の免許証を持ったまま、見に行きます。
案の定ロープがなかったので戻ってくると、
「立ち入り禁止のロープをはずしたんじゃないか?」
と疑う始末ですが、他にも老夫妻がつれてこられていて
「外国人の人も入っていたと」言い出して、形勢は逆転です。
結局、立ち入り禁止のロープがなかったということで無罪放免となりました。
 さて、昼食は自分で作るサンドイッチがフェリー会社から供給されます。左記の顛末でガイドツアーの後になってしまったのでさんざん並ぶ始末です。
 食事が終わればシュノーケリングです。この日のためにかった、ウオールマートのシュノーケリングセット$12と水中の移るんですの出番です。シュノーケリングはメインビーチの南側の船着き場跡と、ビーチから連なるフォートの壁沿いに行いましたが、生きた珊瑚と魚が目の前で見られて、これまた絶品です。ドライタートガスに来るには、シュノーケリングセットと水中カメラは絶対持ってくる必要があります。
 また、ブッシュキーの方まで足を伸ばしましたが、この季節は残念ながら野鳥の営巣は見られません。
 時間が経つのは早いもので2時半には乗船開始です。一応船着き場に更衣室はありますが、シャワーはありません。滞在時間4時間はあまりにも短すぎます。ここでは、是非ともキャンプもしてみたいものです。
 船は再び2時間半の航海ですが、行きにもまして揺れて、はいてしまう人まででる始末です。この航海かなり退屈なので、お金に余裕があって、酔いやすい人は、値段は倍近くしますが絶対に飛行機の方がいいでしょう。
 船は5時過ぎに港へ着き、一路マイアミへと戻りました。
  

 本日の走行距離 160マイル(256km)


更新記録
●2005年5月21日:新規公開


Copyright (C) 2002-2005 ダラス通信 All rights reserved.